駒の動きと価値|6種類を図解
駒は6種類。動きの形はそれぞれ1つだけです。形と価値を覚えると、取るか取られるかの判断ができるようになります。
01駒の種類と初期配置
1人分の駒は16枚で、キング1、クイーン1、ルーク2、ビショップ2、ナイト2、ポーン8です【確認】。白と黒で同じ構成です。
初期配置は、手前からポーン8枚、その奥にルーク・ナイト・ビショップ・クイーン・キング・ビショップ・ナイト・ルークの順です【確認】。キングは e1/e8、クイーンは d1/d8 に置かれます【確認】。
「クイーンは自分の色のマスに」と覚えると、白のクイーンが d1(白マス)、黒のクイーンが d8(黒マス)に来ることを間違えません【確認】。
02駒の価値と交換の損得
この点数は絶対の強さではなく、交換の損得を数えるための目安です【確認】。ナイト(3)とビショップ(3)は同点ですが、局面によって働きが変わります。
「ポーン3枚=ナイト1枚」「ルーク2枚=クイーン1枚+1」と換算すると、その場で得か損かを判断できます。
| 駒 | 価値 | 動きの特徴 | 備考 |
|---|---|---|---|
| ポーン | 1 | 前に1マス(初手は2マス)、取るときは斜め前 | 最終段でプロモーション |
| ナイト | 3 | L字(縦2+横1)。駒を飛び越えられる | 盤の端では動きが減る |
| ビショップ | 3 | 斜めに何マスでも。色を変えられない | 角に置くと弱い |
| ルーク | 5 | 縦横に何マスでも | キャスリングに参加 |
| クイーン | 9 | 縦横斜めに何マスでも | 最強の駒 |
| キング | ― | 周囲1マス | 取られたら終わり。価値では数えない |
03ポーンの動き
ポーンは前に1マスだけ進みます。まだ動いていないポーンは、最初の1手に限り2マス進めます【確認】。
駒を取れるのは斜め前の1マスだけです。前には取れません【確認】。この非対称さが、ポーンだけの独特な形を作ります。
最終段(白なら8段目)に届くと、クイーン・ルーク・ビショップ・ナイトのどれかに成れます【確認】。ポーンは戻れないため、進める前に「このポーンは後で守れるか」を考えます。
04ナイトの動き
ナイトは縦2+横1(または横2+縦1)のL字に動きます【確認】。チェスで唯一、間に駒があっても飛び越えられる駒です【確認】。
中央の d4 に置くと8マス、盤の端に置くと2〜4マスしか動けません。ナイトは「中央に置くほど強い」と覚えてください。
初心者が最初に覚える戦術「フォーク」は、この飛び越え性能を使います。キングとクイーンなど2枚を同時に狙う形です。
05ビショップ・ルーク・クイーンの動き
- ビショップ
- 斜めに何マスでも動けます。ただし一度も色を変えられません【確認】。白マスのビショップは白マスだけを動きます。
- ルーク
- 縦横に何マスでも動けます。駒を飛び越えられません【確認】。開いた列(ファイル)に置くと強くなります。
- クイーン
- 縦・横・斜めのすべてに動けます【確認】。価値9で最強ですが、早く出すと狙われやすい駒でもあります。
06キングの動き
キングは周囲8マスのうち1マスだけ動けます【確認】。王手のかかっているマスには移動できません。
キングは取られる前に終局するため、実戦では「動けるマスが減っていく」ことが負けに直結します。終盤は、キングを前に出すか留めるかの判断が勝敗を分けます。
キャスリングでは、キングだけ2マス動く例外的な移動があります。条件は「特殊ルール」のページで整理しています。
07出典
駒の動き早見表
6種類の駒を、名前・英語・動きの言葉で絞り込めます。模式図と合わせて使ってください。
| 駒 | 英語 | 動き | 価値 | 飛び越え |
|---|---|---|---|---|
| キング | King | 全方向に1マス。取られると負け | — | 不可 |
| クイーン | Queen | 縦・横・斜めに何マスでも | 9 | 不可 |
| ルーク | Rook | 縦・横に何マスでも | 5 | 不可 |
| ビショップ | Bishop | 斜めに何マスでも | 3 | 不可 |
| ナイト | Knight | L字(縦2横1) | 3 | 可能 |
| ポーン | Pawn | 前に1マス、初回は2マス、取るのは斜め前 | 1 | 不可 |